大きめ手帳型スマホケースの作成(完成編):5/5

手作りスマホケース

レザークラフトで、手帳型スマホケースを作っている。
前回の工程で、まさかのミスが発覚したので、完成品を分解するところから始める。

失敗の原因と過程

スマホケースも、コバを塗るのみで完成というところで、ミスが発覚した。
具体的にどのような失敗かというと、スマホを入れても、安定せず、振ると落ちるということ。
せっかくのケースも、これではカバーにならないし、使用したときに電話が落ちるというのは非常に危険だ。

部品の取り外し

せっかく縫い付けたプラスチックケース側の土台を、糸を切って剥がす。
むなしい作業だ。

糸を外す

接着剤できっちりとくっつけてあったので、剥がすと革が伸びてしまった。

土台部分の再作成

新しく用意した革に、再びレンズ用の穴を開ける。
染色した時、予備の革を多めに用意しなかったので、やばいと思った。
が、幸いにして、ロングウォレットを作った時に同じ色の染料を使って染色した革の予備があった。
なので、その予備の革を使う。

予備の革が余っているのは、革に色むらがあるから。
贈答用だったらまず使わない革だが、近い知り合いが使うものなのでよしとする。
もっとも、最終的には携帯をはめるので、全く見えなくなってしまう部分なのだけど…。

ハードケースは新たに購入した。
あまり市販されていない機種なので、ケースもネットで購入した。

穴を開ける

ソフトケースの時と同様熱した丸ギリで穴を開ける。
今回は、バリが出たので、バリを彫刻刀で削った。

彫刻刀でバリを取る

土台の革とプラスチックケースを縫い付けてから、微妙な失敗に気づいた。
縫い付けた部分にできる隙間はカードケースとして使えるはずなのだが、幅が微妙に小さくて名刺が入らないような入るようなギリギリのサイズになってしまった。
まあ、カード収納部分はほかに10か所もあるし、直しようもないので、これはこのままとする。

もう一度貼りつけ

できあがったベースを、本体に貼りつける。
そして菱目打ちをして縫い上げる。

もう一度縫う

縫いあがったところでケースにスマホをはめてみる。
と、今度は問題ない。
問題なくはまった。
外れることもない。

コバ磨き

作品に問題がないことを確認したら、コバを磨き始める。
今回のレザークラフトは、かなり厚みがある。
具体的には、最高で革が4枚重なっている。
重なり具合がいまいちで、このままではかなり見栄えが悪いので、やすりで徹底的にコバを平滑にしていくことから始める。

最近編み出した技は、いきなりコバをやすりで磨くのではなく、まず、コバを水で濡らしウッドスリッカーで磨く。
そしてコバが多少固くなったところで、やすりで磨いていく。
こんな方法は、ネットのどこにも書かれていないのだが、こうすることによって、やすりで磨く時間が短縮され、かつきれいに仕上がるような気がする。

やすりは、最初は新手のもの、そしてだんだん番手の高いものに交換していく。

平滑になってきたら、クラフト染料をコバに塗る。
そしてトコノールをつけてウッドスリッカーでよーく磨く。

完成!

レザークラフト製スマートフォンケース

紆余曲折の末、レザークラフト製スマートフォンケースの完成。
コバもきれいに揃ったし、輝いている。
染料を何度も重ね塗りしたので、色もとてもきれいだ。

手作りスマホケースの内装

もちろん電話が落ちることもない。

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  1. 匿名 says:

    test

  2. 名無し says:

    すごいですねー

    • 敏夫 says:

      うん、なかなか

  3. 名無し says:

    いいねー

  4. 名無し says:

    へー

    • 敏夫 says:

      いえー

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