ホック付きのカードケースやコインパースををしばしば作っている。
全てのレザークラフトアイテムにホックを付けているわけではないが、付ける数は多い。
だが、このホック付け、なかなか奥が深い、というか難しい。
バネホックの付け方が悪いようだ
バネホックの付け方は、あっているはず。
だが、うまく噛み合わないということは、やはり付け方が間違っているはず。
オス側(上写真)はほぼ問題なく取り付けることができるようになった。
問題は、メス側だ。
メス側のバネホックの取り付けをどのように失敗するか
メス側のバネホックは、上の写真。
最初の方は、バネホックが噛み合わず、というか、固くて、閉じないという失敗ばかりを繰り返していた。
が、後になって、閉じないというのは、バネホックメス側の付け方が悪いわけではなく、バネホック棒での叩きがじゅうぶんではないからだということが判明した。
つまり、ある程度の力で垂直に打てば、バネホックメス側は取り付けられるはず。
が、力を入れすぎると、今度はバネホックの中のバネが広がってしまい、使いものにならなくなってしまう。
バネホックの仕組み
バネホックがどのようにして作用しているかは置いといて、どのようにして取り付けられているかを考えてみた。
バネホックは、ボタン側に突起物がある。
その突起物に打ち棒を入れて垂直に叩くと、突起物が広がる。
そして広がった突起物が、実際にホックになる部分に引っかかるようになることで、ガッチリと噛み合うようになるのではなかろうか。
この時、打ち棒が垂直ではないと、バネを叩いてしまい、バネを壊してしまうことになる。
もしくは打ち棒が垂直じゃないと、突起した部分を歪めてしまうことになる。
うー、言葉で書いてもさっぱり意味がわからない。
言葉って、難しい。。
何度も失敗
失敗を何度も繰り返している。
一度の取り付けで、平均3回ぐらい失敗している。
失敗するたびに、ペンチでホックを無理矢理引き抜くのだが、引き抜く際に革に大きく穴が開いたり、裂けたり、伸びたりと、散々なことになる。
染色や菱目打ちなど、ある程度の工程を経てからホック打ちをするので、ホック打ちをした時の気分的ダメージは大きい。
革を捨ててしまうのももったいないので、そのままホック付けしてごまかすことが多いのだが、モチベーションが下がる。
何となく自分で探った問題点と解決方法
なんとなく、ではなく、かなり必死に問題点を探ってみた。
ホックを細かく覗いてみたり、ホック打ち棒をよーく見てみたりして、問題の一端が見えた。
いつもホック打ちをしている時、強く打ちすぎないよう、
「少し打っては打ち棒を外して様子を見て、また打ち棒を入れて叩く」
を繰り返していた。
この過程で、打ち棒が斜めになってしまうというのが仮説のひとつ。
穴がだんだん大きくなるので、打ち棒が斜めになるリスクも高い。
なので解決方法としては、失敗を恐れずにやってしまおうという風に思っている。
そういうときに限って失敗するのだけど(笑)。。
こういう失敗は、あまり繰り返したくない。
初めまして、本当にホック打ちは失敗しやすいようです。
失敗しないホック打ち棒があります。知ってますか?
値段が少し高めです。
こんにちは、
実は後日談があって(書こうと思っていたのですが、書けずじまいでした)、友人のバネホックと比較したところ、自分のバネホックと形状が少し違っていました。
もしかしたら、これまでバネホック打ち(大)を使ってバネホック(小)を打っていたのかもしれません。パッケージにはバネホック打ち(小)と書いてあったので、謎は深まるばかりです。
はじめまして。
バネホックは製造メーカーや販売店によって大きさの表記が「小・大・特大」、「小・中・大」等あります。もしかしたら、打ち棒とボタンのサイズが違っていたのかも知れませんね。
あと、ボタンと打ち棒と打ち台は同じメーカーで揃えた方が失敗はしにくいです。
コメントありがとうございます!
上にも書きましたが、違うサイズの打ち棒を使っていたのかもしれません。
新しくホック打ちを書い直した最近は、全く問題なく打ててます。
メーカーを揃えるといいというのも友人から聞いたことがあります。
アドバイス、ありがとうございます。
まさに今失敗しました。
あー、これ読んで訳がわかりました。
実は失敗したの初めてで…。
今までが運が良かったと思います。
食い切りないと外せませんよねえ。さて、どうするか汗