改々良版・ラウンドファスナー長財布を作ってみるその1:材料切り出し編

革材料

前回まで2度に渡り、ラウンドファスナー長財布の作り方を書いてきた。が長いブランクで続きを書くのが面倒になっている間に新しい型紙を考案してしまったので、今回は新しい型紙での作り方を書いてみる。

ラウンドファスナー長財布の型紙

今回の型紙とこれまでのラウンドファスナー型ウォレットの型紙との最大の違いは、コインケースとカードケースの土台。従来までは3つのパーツにしていたのだが、
「どうせ縫い付けてしまうのだから縫い目は少ないほうがいいのでは?」
と考え、コインケースとカードケースの土台を一つのパーツとしてみた。

レザークラフト用型紙

ということで、パーツを一つにまとめてしまったので、今回レザークラフトで使う型紙のうちの1枚はA4サイズを超えてしまっている。
また、外装などの他の型紙も、A4サイズギリギリなので、プリンターを使って出力するのは難しいかもしれない。
できるだけ寸法をたくさん入れておいたので、フリーで自由に使ってもらえたら嬉しいです。

レザークラフトで作る、ラウンドファスナー型長財布の型紙(無料ダウンロード)

材料の準備

今回はあくまでも練習なので、コンビなめしの革を使って作る。

使用するコンビなめしの革は若干柔らかくて、ファスナー付きのウォレットを作るには若干心許ないがあくまでも練習なので、ここは割り切る。

と言っても柔らかすぎると使いづらいどころか、加工もしにくいので、コンビなめしと言っても本当にフニャフニャの革ではないのを選定した。
具体的には、コバは磨けないけどカッターを当てて力を入れて切ることができるレベル。

ちゃんとした財布を作るなら、タンニンなめしの革を使ったほうがいい。

革の切り出し

A3の紙で3枚分ぐらい程度の革を使用して、型紙から材料を切り出していく。
ラウンド型長財布をレザークラフトで作るなら、A3の紙換算で3枚分以上デジ数でいうと30~40デジは必要。

革材料

土台

上の写真は切り出した革。一番右の革が、今回の特徴でもある、コインケースと土台を兼ねた素材。他の革と接着する部分には、あらかじめルーターで表面を削って接着剤がくっつきやすいようにしておいた。

重ねてみた

材料は、上写真のイメージのように重ねて縫い付けることになる。
まずは、ファスナーを付ける。

ファスナーの取り付け

以前はファスナーの長さ調整が必要なときは手芸屋さんにお願いしていたが、最近はもっぱら自分で長さ加工をしている。
ファスナーのムシを外すのにはニッパーを使っているが、喰い切りがあればよりかんたんに加工できるので、ぜひ欲しいアイテムだ。

ファスナーを縫い付けたのが上の写真。
ここから次は、この土台にカードケースを縫い付けていく。

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  1. 匿名 says:

    記事の更新日時を書いてもらえると嬉しいです!
    久しぶりに見に来た時に新着の記事が一目瞭然なので!

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