袋縫いの、ふっくらとしたペンケースを作ってみたかったので、型紙作成から自分でやってみた。
袋縫いとは
袋縫いとは、革を裏返しにして縫って、最後に裏返す手法。
レザークラフト以外でも、布などのハンドクラフトで頻繁に用いられる。
裏返すことで、縫い目が見えなくなるのと、ふっくらとした印象に見せることができるのがポイントだ。
立体感を出すことにより、レザークラフトをよりリッチに見せることもできる。
使用する革
今回は、0.9mmのヌメ革を利用してみた。
柔らかい革を使用すれば、簡単に裏返すことができるので不黒塗も簡単だが、硬めのヌメ革を使うとそうも行かない。
でも、0.9mmなら行けるんじゃないかと思い、あえてやてみることにした。
くにゃっとしない立体感のある作品を作ってみたいという思いもある。
ペンケースの型紙
型紙はとてもシンプルなもの。
A4の紙1枚あればできる。
袋縫い用に左右の縫い代を多めに取ることと、底部の袋縫い用に切り欠きを作ることがポイントだ。
中心部の切欠きの大きさにより、袋縫いの大きさが決まる。
↓↓ペンケースの図面は、ダウンロードはこちら↓↓
材料の下準備
型紙にそってヌメ革を切り出したら、トコフィニッシュで床面をきれいにする。
左右の縫い代分、約5mm程度はトコフィニッシュしないようにする。
ファスナーを付ける部分のコバ面は、後で磨くことができないので、あらかじめ磨いておく。
ファスナーの取り付け
ファスナーは200mmのものを使用。
ペンケースの大きさが180mm。ファスナーは本体より少し大きくなければならないので、ちょうどよい長さだ。
最初に、ファスナーの両端部を処理する。
端部はほつれないようにするために、折り曲げて接着しておく。
いつものようにファスナーを取り付ける部分に菱目打ちをする。
今回は、1.5mmの菱目打ちを使った。
ファスナーと本体の両面に接着剤を付ける。
接着剤がはみ出ないように、接着剤の量は最小限にする。
特に、ファスナー側は要注意だ。
接着剤がじゅうぶんに乾いたら、両者を圧着する。
そして、ファスナーの縫い付け。
菱目打ちのピッチが1.5mmと細かいので、縫い付けも楽ではないが、家族の好みもあって、今回は1.5mmの菱目打ちを採用した。
ファスナーを縫い付けたら次は、側面の縫い付けだ。
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