カバンの持ち手の作り方(自己流)

手作りかばんの持ち手

カバンを作ろうと思い立ったので、取り外し可能な持ち手を作ることにした。

まともなかばんを作るのは初めて

これまでレザークラフトで様々な小物を作ってきた。
小銭入れや財布などなど。

カバンを作ろうとしたこともなくはないが、いつも失敗してしまい最後まで完成したことがなかった。
それ故、このサイトにも大したものは載せれていない。

「今度こそはちゃんとしたものを作る!」
という大きな意気込みのもと、持ち手を作ってみることにした。

持ち手は着脱可能に

せっかくなので、持ち手はカバンに直接固定するのではなく、着脱可能なものにしたい。
具体的には、ジャンパーホックで着脱できるようにしたい。

質感を持たせるため、手芯を使用

カバンの手芯

持ち手は硬いといまいち。
質感アップと使い勝手向上のため、手芯を中に入れて持ち手を作ることにした。

手芯は、いろんな太さのものがある。
近所の手芸屋さんでは、太さ6ミリという細いものから15ミリのものまで売っていた。

今回は、成功作は12ミリとなっている。
「成功作」というのは、失敗作でもあったから(笑)

型紙の作成

カバンの持ち手の型紙

最初は、型紙も作らずに適当にやっていたが、何度か失敗を重ね、型紙を作ったほうがいいということに気づいた。
両端の複雑な部分は当然だが、長い直線部も型紙があったほうが、正確に革を切ることができる。

使用する革は、柔らかくてどちらかというと薄めの革

一番最初、カバンの本体と同じ、厚さ2ミリの厚めの革を使って、持ち手を作った。
でき上がると、持ちにくいどころかm,しわができて非常にみっともない作品となった。
なので、成功作では、厚さ1ミリ程度の柔らかめの革を使っている。

ジャンパーホック部分は革を重ねて補強

ヌメ革で補強したかばんの持ち手

でもさすがに薄めの革にジャンパーホックをつけると伸びるし、持ち手としても耐久性が心配だったので、端部はヌメ革で補強した。

ジャンパーホックの取り付け

ジャンパーホックは「小」を取り付ける。
ジャンパーホックはバネホックと比べ強度があり、取り外すのにも力がいる。
その名の通り、ジャンパーに使えるホックだ。
なので、外れにくい。

さすがにかばんの持ち手となるとある程度の強度が必要かと思い、バネホックではなく、ジャンパーホックを使用した。

正しいジャンパーホックの取り付け方

このとき、オスとメスを逆に取り付けないようにする。
二度目に作ったときに、完成してから雄と雌が逆になっていることに気づいた(笑)
上の写真が正しいジャンパーホックの取り付け方だ。

間違ったジャンパーホックの取り付け方

逆にこちらが間違った取り付け方。
すべて完成してから気づいたので大ショック。
しかも頑丈すぎて取り外せないし…。

ジャンパーホックを取り付けたところ

取り付けたのが上の写真。

左右にジャンパーホックを取り付けたところ

左右に取り付けたのが、上の写真。

自己流の持ち手の作り方

個々からが完全に自己流。

布で持ち手を作る場合は、持ちて全体を縫ってから手芯を通すようだ。
ただ、革の場合だと伸縮性がなく、手芯を通すのが大変そうなので、手芯を巻くようにして縫っていくのがよいのではと考えた。

菱目打ち

接着してからだと菱目打ちしにくいので、あらかじめ左右に直線状に菱目打ちをしておく。
最終的にずれが生じそうな気がしなくもないが、無理やり縫えばばれない範囲。
カバンの外装など、気を使うところであれば先に型紙に菱目打ちを開けておくのも手だが、今回はそこまで気にしない。

手芯と革を接着

ゴムのり

手芯と革それぞれにゴムのりを塗る。

手芯と革を貼り付け

半乾きになったら、手芯をくるむようにして、革を貼り付ける。
このとき柔らかい革だとしわになったり隙間ができたりしやすいので、じゅうぶん注意する。

縫い付け

貼り付けたら、菱目打ちに針を通し、革を縫い付けていく。
少しぐらいずれていても、なんだかんだ縫えてしまう。

できあがり!

下の写真ができあがったところ。

レザークラフト・手作りカバン

カバンに取り付けるとずいぶんそれっぽい。

 

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