たまに見かける4つボタンのコインケース。
四角形で、どの方向からも開けることができる便利な小銭入れで、ぜひレザークラフトで作ってみたいと思っていたが、型紙が全く浮かばなかった。
いろいろ考えて、やっとのことでどのような仕掛けになっているのか分かったので、型紙を作ってみることにした。
4つボタン小銭入れとは
まずは最初にどのようなものを作りたいか説明する。
大きさは7センチ程度の四角形。
ボタンが4か所ついていて、どれかを開けるとコインケースになる。
別のボタンを開けても同様に中身を取り出せる。
つまり、どの方向からでも小銭を取り出せるという、魔法のようなコインケースだ。
型紙の検討
これまでに何度か小銭入れを作ったが、完成していざ使ってみると、小銭が落ちてしまうという重大な問題に直面したことが何度かあった。
最も顕著なのが、ボックス型小銭入れだ。
今回はそのようなことがないよう、4つボタンの部分、いわゆるカブセのところが互いにかぶさるように設計してみた。
せっかくなので、曲面も多用してみた。
曲面のおかげで設計が難しくなった!
型紙の設計にはCADではなく、AdobeのIllustratorを使っている。
詳しいことはわからないが、IllustratorのほうがCADよりも曲線、特にベジェ曲線を描きやすいような気がする。
それで調子に乗って曲線を使ったら、結局作図が難しくなってしまった。
何度かやり直して型紙自体はできた。
問題は、ホックをどのあたりにつけるかだ。
ホックの位置によっては、コインケースのサイズが変わったり見映えが変わったりするだけではなく、うまく閉じることができなくなる可能性すらある。
試作
ためしに床革で試作してみた。
そしたら、ホックの位置がいまいちでうまく閉じなかったので、修正してみた。
できあがった型紙
できあがったコインケースの型紙はこちら。
うまい感じに曲線が出ていてかっこいい。
カブセ同士が重なっているのは好みが別れるところ。
今回も型紙をダウンロードできるようにした。
型紙のダウンロードは下のボタンから、自己責任でどうぞ。
ばねホックのサイズは大?中?小?どの大きさですか?
こんにちは!
バネホックは中を使っています。