以前、黒色とピンクの小さめトートバッグをレザークラフトで作ったときに、ハートのベジェ曲線を描いた。
そのベジェ曲線を利用し、パスケースを作ろうと思い立った。
ハートを描画するのは難しい
ハートを書くのは難しい。
ハートは、手描きでも描くのは難しいが、パソコンを使っても難しい。
今回型紙作成用に使用したアプリは、いつものようにIllustrator。
CADと比べて細かい製図には向いていないが、曲線が得意なソフトで、ウェブデザインや雑誌の編集などにも使用されている。
ハートのような曲線は、ベジェ曲線という機能を使って描く。
ちなみに、レザークラフト以外の用途、例えばウェブデザインなどでもベジェ曲線を使ってハートを描くことがあるが、とても難しい。
トートバッグを作ったときにせっかく描いたハート、使いまわさない手はない。
ということで、パスケースを作ることに。
ハートは、中窓に使用してみることにした。
パソコンを利用するメリットは、何と言っても拡大縮小が自由なこと。
一度描いたハートは色々使いまわすことができる。
パスケースの形状
以前作ったカードケースは、名刺などのカードを複数枚入れれるものだった。
が、分厚すぎたので、今回は薄くなるよう、名刺入れ部分は最低限とした。
あくまでもパスケースがメイン。
なのでポケットは2箇所だけ。そして、名刺入れ部分にはマチはない。
パスケースの大きさは、110mmx75mm。名刺がじゅうぶんに入る大きさだ。
コーナーの部分は、少しだけ面取りする。
パスケースの型紙
完成した型紙がこちら。
型紙は3枚。
A4サイズでじゅうぶん収まる大きさだ。
構成もとてもシンプルなので、切り出すのも容易だ。
唯一、ハートを切り出すのが多少難しいところ。
これなら、マチもないので、菱ギリで裏側から穴を開けたりする必要もないので、縫製も簡単。
その割には革の色などで個性も出しやすい。
赤系や、水色などの派手な色の革を使って、女子向けの作品を作れそう。
と言っても、今のところ我が家にはナチュラル色の革しかないけど。
分厚さも、1mm程度の革を使えば気にならない。
外装は、1.5mmの革を使ってもぜんぜん行けそう。
いつものように、型紙はPDFでも無料ダウンロードできるように公開してみた。
型紙は、原寸大でプリントアウトし使ってください。
初心者です。このハートパスケースの作り方はありますか?
こんにちは
残念ながら作り方はありませんが、
本体(大きな革)の両面に小さい方の革2枚を貼り付けて縫うだけなので簡単です。
貼り付け方や縫い方などは他の作り方のページを参考にしていただけたらと思います。