タンニンなめしの革の特徴として挙げられるのが、革を白っぽく染められないということ。
どうしてもピンク色の革が欲しかったので、ティーポという革を購入してみることにした。
タンニンなめしの革は白く染色できない
タンニンなめしの革を染める方法はいろいろあるが、個人的には、クラフト社から発売されている、「クラフト染料」なるものを使用している。
クラフト染料に限ったことではないが、染料を使って革を染めるとき、白が混ざる色には染めることができない。
つまり、ピンクなどのパステルカラーにタンニンなめしの革を染色するのは不可能ということ。
顔料を使えば染色できるけど
どうしてもピンク色に革を染めたい場合、染料ではなく、顔料を使って染めるという方法がある。
正確に言えば、染めるというよりも、革の上に色を重ねるという感じ。
顔料でどうしても問題になるのが、革の割れ。
部分的にアクセントとして顔料を使うのはいいが、広い面を顔料で塗ると、後からのひび割れが気になる。
クロームなめしならどんな色でも手に入る
そしたらどうすればいいか。
どうしてもパステルカラーの革が欲しい場合は、自分で染色するという方法を諦め、クロームなめしの革を購入することになる。
が、クロームなめしの革はいまいちだ。
なんといってもコバが磨けない。
コバが磨けないというのは、作るものによっては、致命的な問題だ。
ティーポというタンニンなめしの革
基本的にタンニンなめしの革は自分ではパステルカラーに染められないのだけど、ティーポというパステル調のカラーをしたタンニンなめしの革が売られている。
ということで、どのようなものか購入してみた。
購入したのは、レザーマート楽天市場店というお店。
サイズは、A4。
ティーポは高い!
購入した革は、ピンク色のティーポ。
厚さは1ミリ、
A4サイズ(約6ds)で2,500円ほどした。
小口ということもあるかもしれないが、かなり高い。
ティーポの色と質感
さすがに色は、パステルカラーだ。
しかも芯通しで染まっているので、コバを磨くのは楽そう。
カッターで切る感じはヌメ革と同じような感じ。
クロームなめしの革のように切りにくいということはない。
ただ、なんか布っぽい。
柔らかいわけではないが、コシがない。
例えば平たい面に貼ったとき、下に凹凸があると、凹凸がわかってしまう、そんな感じ。
自分では染色できない色に革を染めることができるというのは魅力的だ。
ただ、質感が若干違うということには留意したい。
失礼いたします。
こちらのティーポ革に刻印は試されましたでしょうか?
こんにちは
刻印はしていないです
感覚的にですが、刻印はしにくいような気がします