最近、革を染色する時はもっぱら化粧用コットンを使っている。
どんなふうに染色するか、ちょっと説明してみたいと思う。
使用している染料
染色には、レザークラフトの定番、クラフト社のクラフト染料を使用。
水溶性の染料には、他にもSEIWAのローパスバチックなど何種類かあるが、個人的にはクラフト染料を愛用している。
公式には、染料と水を1:1の割合になるよう薄めて染色するべしとなっているが、そんなにきちんと希釈できないので、目分量でやっている。
そもそも、色が薄い染料と濃い染料では希釈割合が変わるような気がしなくもない。
刷毛を使った染色方法
これまでは、レザークラフトの本に書いてあったように、刷毛で塗るような感じで染色を行っていた。
刷毛は安物をホームセンターで購入し、使用していた。
具体的な手法としては、まず刷毛で革を濡らし、その後に革を刷毛で塗っていく。
この時、刷毛ムラができたり飛び跳ねによるステインができたりするとかなりギクッとするが、塗り重ねるたびに、意外と目立たなくなる。
というか、目立たなくなるまで何度も塗る。
いつもは、何度も何度も塗り重ねて、裏から水が染み出してもさらに塗り重ね、染料が浸透しなくなるまで重ね塗りしている。
誰に習ったわけでもないのでこの方法が正しいのか全くわからないが、きれいに染まっているのでとりあえずよしとしている。
そして革を乾かす。
乾かすのは陰干しが理想。
なのだけど、つい焦って夏場は直射日光下、冬場はファンヒーターの前で乾かしている。
革が変なふうにカールしてしまうので、これは絶対オススメできない。
乾いたら次は床面を染色。
基本的には銀面と同様に染色していくが、床面は表面が荒れていて塗りにくかったりする。
こちらも銀面と同様、裏革に水が染み出るまで染色する。
裏革に水が染み出るまで染色しても芯通しにならないのはなんとも不思議だ。
そして再度革を乾かしたら、銀面床面とも同様のことを繰り返す。
つまり二度塗りだ。
この染色方法でも全く問題ないが、コットンを使用したほうがきれいになるという噂を聞きつけたので試してみた。
化粧用コットンでの染色方法
化粧用コットンで染色する場合も、刷毛の時と同様、まずは銀面を水で濡らす。
1:1に希釈した染料を薄いトレイに入れて浸すとよりきれいに塗れるという話も耳にしたが、そこまでは試していない。
コットンの場合は、けっこう力を入れて円を描くように塗る。
塗り始めは刷毛と同様ムラが出るが、徐々に目立たなくなる。
コットンの場合は、刷毛塗りよりも少ない線量できれいに濃く塗れるような気がする。
なので、コットンのほうが好み。
刷毛の場合もそうだけど、コットンの場合は尚更、手に染料がつかないよう使い捨ての手袋を使っている。
初めてコメントさせていただきます。
レザークラフトを初めて型紙等々で大変助かっております。
初めての染色をしてみようと思い、コットンを使ってみたいのですが・・・
もう少し詳しく(重ね塗りの回数など)手順を教えていただけたら助かります。
宜しくお願い致します。
こんにちは。
だいぶ以前にコメントいただいたのにお返事できなくて申し訳ありません。
たしかにこの記事では、自分の思っていることを伝えきれず、自分でももぞもぞとしているところでした。
機会を見て、もう少し詳しい情報を掲載したいと思います。
レザークラフト初心者なのですが、もともと染まっている革を買うのとヌメ革(?)を自分で染めるのとでは、なにか違いはあるのでしょうか?
初歩的な質問で恐縮です。。。
お返事が大変遅くなり、申し訳ございません。
自分で染めるのは、コスト削減です。
買ったほうが、きれいでいろんな色の革を探すことができます。
あと、自分で手染めすると、なんとなく満足感があります。
こんばんわー!革細工始めたてなのですが、ヌメ革を安く手に入れる方法(はぎれ)教えてください!
ヤフオクなら安く仕入れることができます。
時々使っています。
ただ、あまりよくない質の革にあたってしまうこともあります。