「レザークラフトをやっているならiPhoneケースを作ってほしい」
という要望があった。
なので、まずは型紙を作ってみることにした。ついでに、無料公開することにした。ダウンロードも可能です。
要望があったiPhoneケース
作ってほしいという要望があったiPhoneケースは手帳型。
電話がかかってきた時に、手帳のようにパカっと開くタイプだ。
個人的には、実はイマイチ手帳型スマホケースの利便性がよく理解できていない。が、実際問題、レザーであるかないかは別として、手帳型のスマホケースははやっているし、使っている人も多い。
加えて、今回要望のiPhoneケースでは、開いた左側にはカードを入れる場所がほしいというとのことだった。 ちょっとしたステーショナリーだ。
完成写真
この型紙を利用すると、こんなiPhoneケースができあがる。
スマホケースの構造
手帳型スマホケースを持っている友人は何人かいる。
なので、実物をレザークラフトで作る前に、友人に実物を見せてもらったり、写真を撮らせてもらったりした。
そしてわかったのは、カードを入れる部分を作るとなると、Tシャツ型のパーツを何個か重ね合わせて作っていくことになるということ。
つまり、財布のカードケースと同じような構造になる。
スマホと革を接合する方法
肝心のレザー部分とiPhoneは、100円ショップで売っているプラスチックのケースを利用してくっつける。
革を編みあわせてiPhoneを革に巻き付けるようなタイプの手帳型ケースを使っている知人も見たが、その方法だと作りがややこしいので、シンプルにする。
ということで、必要な部品は、外装と、スマホケース部分の土台、カードケースということになった。
スマホケース部分の構造
スマホケース部分は、プラスチックのケースそのものを貼り付ける土台が必要。
土台は高さが外装と同じ、横幅はプラスチック部分より1センチほど大きくしたぐらいのサイズ。ここに、スマホケースをくっつけるのだか、接着剤では心許ない。
穴を開けて縫うことにする。
カードケースの部分の型紙
カードケースの部分は、まさに、ロングウォレットの、カードケース部分と同じ構造。
iPhoneケースの型紙はこんな感じ
作ってみた型紙はこんな感じ。
没個性的だが、機能的ではある。
少なくとも、盛り込んで欲しいといわれた機能はすべて盛り込んだ。
カード入れは、段になった部分に3箇所と、その下にできる本体との隙間に1箇所。そして、プラスチックのケースの裏側に1箇所。
マルチ収納だ。
今回のレザークラフトでは、iPhoneケースの型紙を作ったが、他社の手帳型スマホケースも、土台となる外装を変えることでアレンジできる。
このパーツを作ってできる 手帳型iPhoneケースの型紙はこちら。
作りたいのですが、この型紙は大きさはどのくらいで印刷しましたか?お返事お願い致します
コメントありがとうございます!
PDFを原寸大(100%)で印刷することを前提としています。
(アプリがA4サイズに自動的にフィットするように縮小して印刷しようとすることがあるので、注意してください)
ちなみに、標準では、クレジットカードの大きさは54ミリですが、この型紙のカードケースの部分は横幅が広いので、実際にカードを入れる部分の幅は68ミリ程度になります。横にかなり隙間ができることになります。
そのあたりに注意していただけるとありがたいです。
はじめまして。素敵ですね、アイフォンケース。
一つ教えていただけますでしょうか。
コーナーの曲線はどのように切り出されていますでしょうか?
やすりで整える方法もあるかと思いますが、綺麗に曲線を出されているので、どのようにされているのか、もし教えていただけたらと思いまして。宜しくお願いします。
コーナーは、角落としという道具を使っています。
http://leathercraft-zero.com/bought-corner-punch-set/
アマゾンや楽天などでも売ってます。
カッターで着るよりも簡単で手早くきれいにコーナーを切り落とすことができるので、とても便利です。
ありがとうございます。
これは是非、揃えたい道具でした。
この道具を知らずに紙やすりに手を出してしまいました。
これからも参考にさせてください。ありがとうございます。
レザークラフト、一緒に頑張りましょう!
今日初めてこのサイトを見つけて感動しています。
型紙をPCで製作しているとのことですがソフトは何を使用していますか?
もし、どこかに書いていたならすみません。
型紙作成には、Adobe illustratorというソフトを使用しています。
結構お値段のするソフトなので、お持ちでないようでしたらフリーのCADとかでもいいかもしれません。