通しマチになっている、いわゆる総マチ型名刺入れ。
何度も制作しているがいまいちうまくできない。
練習がてら、ちゃんとしたものを作ってみようとトライしてみた。
総マチ型名刺入れの型紙
総マチ型名刺入れは、もう何度も作っている。
ひとつは自分用として使ってもいる。
ということで、型紙も以前のものを流用。
↓↓型紙のダウンロードはこちら↓↓
材料の切り出し
型紙に沿って材料を切り出す。
本体には、クラフト染料の若草色で染色した2ミリ程度の革を、マチには、ヤフオクで落札した0.9ミリの革を使用した。
今回は、角落としがあるので、コーナーのラウンド部分は、角落としを使う。
が、失敗してしまった。
角落としは、作業スピードアップにはつながるが、使用法は意外と簡単ではない。
コーナーに当てて木槌で叩くだけなのだが、少しでもずれていると、写真のようになってしまう。
ある程度はコバを磨く時にヤスリで落として、触ってもほとんどわからないぐらいのレベルまでにごまかせるのだが、やはりスパッときれいに切れているのに越したことはない。
マチと本体の貼付けから菱目打ち
本体外周全てに菱目打ちをする。
そして、マチと本体を接着剤の両方に接着剤を塗布し、お互いが乾いたところで、貼り付けて圧着する。
少しでも革が歪むと出来映えが悪くなるので、慎重な作業が求められる。
特にコーナーは質に大きく影響する。
なのだけど、正確が雑なのか、根本的に能力がないのか、ずれてしまった。
次にもう一度菱目打ち。
マチの方には穴が開いていないので、本体側から貫通させる形で、菱目打ちで穴を開けていく。
少しでも菱目打ちがずれていると、マチ側の穴がガタガタになってしまうので、友人から教えてもらったように、奥から手前の方に菱目打ちを動かしていく。
マチの本体への縫い付け
穴が開いたら縫い付け。
今回は、緑色の糸を採用した。
糸の色は、銀面の色とほぼ同色だ。
マチの色がナチュラルなので、微妙に色が合わないような気がしなくもないが、両方を考慮すると、糸の色は白しか思い浮かばない。
白はあんまり面白くないので、緑色とした。
マチを縫い付けると同時に、カブセ側も縫っていく。
カブセ側は厳密に言うと縫う必要もないのだが、飾りと伸び止めを兼ねて縫っている。
かぶせの裏側に内装を付ける人もいるが、機能的にあまり意味が無いので、個人的には付けていない。
全て抜い終わったら、次は反対側のマチの縫い付けと仕上げの工程だ。
お名前は特に書かなくても大丈夫です。メールアドレスも不要です。
現在管理人がコメントのテストをしながら運用中です。
お見苦しいことがありますこと、ご容赦ください。