今回のレザークラフトは、笹マチ型の名刺入れ。
今回は、縫い合わせ編をお届けする。
前回は染色とか革の切り出しなどを行った。
前回のレザークラフトはこちら。
いつもの型紙を使用
もう何度も同じパターンのカードケースを作っているので、型紙も準備万端。カードケースの型紙は、いつもの名刺入れ用の型紙を使用。
微調整しながら、もう何度もこの型紙を使っている。
型紙はダウンロードできるようにしてあるので、下記のリンクからたどってもらえるとありがたいです。
↓↓型紙のダウンロードはこちら↓↓
菱目打ち
さてここからが今回のレザークラフト、菱目打ちと縫い合わせだ。
最初に、外周半分に菱目打ちを行う。
前回の工程で取り付けたマチと本体に菱目打ちは二重に重ねて菱目打ちすることになる。
最近はもっぱら、2ミリピッチの菱目打ちを使用している。
はじめてレザークラフトを行った時に買ったキットには3ミリ幅のものがついてきたのだが、妙に間延びしてかっこ悪かったので、後に買い足したものだ。
縫い合わせ
革とほぼ同色の、黄緑色のものを使用した。
上の写真が、表側から見たイメージ。
そして下の写真が、裏側(床面)側から見たイメージ。
2つの写真はずいぶん色が違って見えるが、これはカメラのホワイトバランスの違いによるもの。
表側のから撮った写真がより現物に近い色に見える。
どうも手持ちのスマホのカメラは、ホワイトバランスをオートにするときれいに撮れない。
本体をぐるっと裏返し、マチを貼り付け
ここまで進んだら、次はマチの反対側を貼り付けることになる。
実際どのようにするかは文章ではうまく説明できないのが悩ましいところ。
わかりやすいよう、途中の工程の写真を何枚かアップしてみた。
マチをぐるっと裏返し、本体にくっつけることになる。
こうすると俄然カードケースらしくなる。
菱ギリでの穴開け
ここからが、このタイプのカードケースをレザークラフトで作る時の最も難しい工程だ。
カードケースの表面から菱ギリでていねいに穴を開けていく。
表側には菱目打ちの穴が開いているので、マチの方にも貫通させていくイメージだ。
が、少しでも向きがずれると穴が蛇行してしまう。
最近はだいぶ慣れてきて、始めの頃のようなとんでもない失敗はしなくなったが、それでも少し外れてしまう。
また、菱ギリの向きが一定にならず、菱目打ちの角度が一定にするのも難しい。
マチの縫い付け
穴を開けたら縫い付け。
マチの下の方は針を通しにくいのでかなり縫いにくい。
慎重に縫いを進めて行く。
これで半分ができた。
反対側のカード入れ
メインのカードケースの反対側には、サブとして、カードが2、3枚入るポケットがある。
今度はこちらを作る。
まずは菱目打ち。
外周から3ミリほどの所にデバイダーで目印をけがく。
そしてけがいた線に沿いながら菱目打ちを行う。
直線部分は4本菱目打ちをコーナーの部分は2本菱目打ちを使う。
菱目打ちは、友人に教わったとおりに体の奥から手前に向かうようにして打っていく。
奥から手前に打つことで、左から右に打っていくよりもはるかにまっすぐに打つことができる。
縫いは簡単。特に難しいことはない。
最後まで縫い終わったら、逆に縫い返して糸を切る。
そしてはみ出た部分をライターで炙り、糸を締める。
できあがり
最後にコバに着色し、トコノールを塗布してウッドスリッカーで磨く。
そして完成。
完成写真は上のとおり。
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