下に行くほどマチが大きくなる台形型ペンケースを作っている。
革とファスナーの準備が終わったので、縫い合わせる行程だ。
ここまでのレザークラフト
前半では、型紙を作ったあと革を切り出し菱目打ちをした。
ファスナーの方は、開け閉めする末端部分を折り曲げてほつれないようにした。
材料が整ったので、まずはファスナーを本体と縫い合わせる。
ファスナーの縫い付け
ファスナーと本体の床面に接着剤を塗りつけて、ほぼ完全に乾いたら、互いを貼り合わせる。
乾いていないとファスナーの表面に接着剤がはみ出て、汚らしいことになる。
というところには気をつけていたのだが、不覚にも、ファスナーの末尾の、本来接着剤を塗らなくてもいいところにまで接着剤を塗っていた。
目立たない部分とは言え、失敗だ。
ファスナーの縫い付けは、他のファスナー系革小物と同様。
表の縫い目はきれいになるが、裏側はどうしても汚くなる。
マチの加工
ここからが肝心な作業。
マチと本体の縫い付け。
まずはマチを軽く水で濡らして曲げやすくする。
革には水に濡らすと柔らかくなるという性質がある。
水で濡らした革のうち、縫い代となる部分を強く折り曲げる。
そして、マチに接着剤を塗る。
本体側にも接着剤を塗り、半乾きになったら、両者を貼り合わせる。
が、うまくつかない。
特に角部分がうまくつかない。
マチ部分のコーナーがはみ出てしまう。
本体の角を丸みなく折り曲げるのは不可能に近いので、ある意味当然の結果だが、市販品などを見ると、きれいに折り曲がっている。
菱ギリで穴を開ける
マチの方には穴が開いていないので、菱ギリで丁寧に穴を開ける。
この、菱ギリで穴を開ける作業がなかなか慣れない。
どうしても少しずれてしまう。
ズレがたとえほんの少しでも縫い目が乱れてしまうので、慎重にやらなければいけない。
というか、慎重にやっているつもりなのだが、ずれるものはずれる。
まだまだレザークラフトスキルが足りないと実感。
マチの縫い合わせ
縫い穴に沿って縫っていくのだが、穴が乱れているので当然縫い目も汚くなる。
そして、角のところはきれいに収まりを取ることができない。
過度にはみ出た革を切り落としてみたが、それでも汚らしい。
失敗と認定
ということで、本作は失敗作と認定した。
革はもったいないので糸を全て外して再利用することにした。
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