ラウンド型小銭入れを作成するには、まだ型紙の作成能力と技術力がないのがわかった。
なのでまず、シンプルなL字型小銭入れを作成してみることにした。
これまで作ったラウンド型小銭入れと今回の作品の違い
下の写真が、以前に作ったラウンド型小銭入れ。
中には、小銭入れと札入れがあった。
これらの内装部分の構造が複雑で制作が難しすぎたので、今回は、内装の制作をやめてみた。
ファスナーも、直角に近い角度だと上がらなかったので、ラウンドを緩めにし、L字型としてみた。
作り方としては、L字型ペンケースと酷似している。
あえて言えば、大きさが違うのみだ。
小銭入れのパーツの準備
型紙はいたってシンプル。
横幅約11センチ、縦7センチの小銭入れを作りたいので、型紙は11センチX14センチ。
角は半径20ミリとした。
本体を革から切り出すと同時に、マチも革から切る。
そして、ファスナーを準備。
ファスナーの長さは20センチだ。
本体の床面は、ファスナーを縫い付けるところ以外は、トコフィニッシュできれいにしておく。
また、ファスナーを取り付ける部分のコバ面も、ウッドスリッカーであらかじめ磨いておく。
ファスナーを取り付けるとコバが磨けないためだ。
ファスナーの縫い付け
あらかじめ菱目打ちで穴を開けておいた本体にファスナーを取り付ける。
まずは、本体側に接着剤を薄く塗りつけ、乾いたところで慎重にファスナーを貼っていく。
今回のL字型コインケースは、曲線部がわりと緩めだ。
なので、曲線部のファスナー貼りの鉄則と言われる、「菊寄せ」というテクニックが使えるかと思ったが、そううまくはいかなかった。
ちなみに菊寄せとは、ファスナーを取り付けるとき、ファスナー部分に山を作っておき、山を目打ちなどで押さえて行き、最終的にはファスナーが菊の花びらのように放射状になっていくテクニックだ。
プロのレザークラフトを見ると、すごくきれいな菊寄せを見ることができるが、何せまだ初心者、なかなかそううまくはいかない。
もっとも、表側から見た限りでは、そんなにおかしいところは見られない。
実際、ファスナーをあげてみたが、スムーズに開閉できた。
マチの取り付け
マチは、ペンケースや笹マチ型名刺入れと同様の付け方。
特に手こずることはなかった。
完成
L字型小銭入れは、無難に完成した。
上記のように、ファスナーもスムーズに開閉できるし、見た目もバッチリ。
これなら大量生産できそうだ。
いいですね〜(^Д^)
真似して作らせていただきます(´∇`)