はじめてのラウンド型小銭入れ(大失敗)(2/2)

憧れのラウンドファスナー型小銭入れ、内装はほぼ完成したので、外側を作っていく。

以前までの行程

以前までのラウンド型小銭入れのレザークラフト製作工程をざっと記すと、

まずは型紙を作成した。
市販のラウンド型小銭入れをとにかく研究しまくってオリジナルの型紙を作ってみた。
どうも納得いかない部分もあったが、作ってみれば疑問点も浮かび上がるかと思い、手を動かすことから始めてみた。

ラウンド型小銭入れの内側

そして、メイン部分は0.9mm厚の革、マチ部分は0.5mm程度の革を使い、組み立てた。
マチは、水で濡らして整形。乾いたら一部変な形になっていたため、菱目打ちが余計なところにあたってしまった。

今回は練習用と割り切り、構わず縫い進め、内装を完成させた。

ファスナーの取り付け

ここからが、今回のレザークラフト。

小銭入れへのファスナーの取り付け

内装の外側にファスナーを取り付ける。
ラウンド型という名前から、コーナーはラウンド型になっていると想像しがちだが、実際はほぼ直角なので、取り付けは非常に難しい。
プロのレザークラフターは木型に沿ってファスナーを取り付けることによって、ずれることなく大量生産できるらしい。
我が家には、「今のところ」そのようなものはないし、使い方もよくわからないので、手作業で慎重にファスナーを取り付けていく。

菊寄せ

コーナーは、「菊寄せ」と呼ばれる方法でファスナーを寄せていく。
まるで菊の花のようにファスナーの布部分が見えることから、「菊寄せ」と呼ばれる。

ファスナーが付いたところ

もちろんレザークラフト初心者なので、そううまくはできなかった。

外装を取り付ける

レザークラフトで作るラウンド型小銭入れ

できあがった内装は、上の写真の通り。

「ファスナーを取り付けたら縫い付け」
となるのがペンケースやバッグなどの工程だが、ラウンド型小銭入れの次の工程は、外装の取り付け。

外装の貼付け

あらかじめ菱目打ちしておいた革と内装外側の両面に接着剤を塗り、少し乾かしてから貼り付ける。
今回は、レザークラフト練習なので、革は、汚れのあるどうでもいい物を使う。

接着剤で貼り付けたら、縫い付け。
本体には穴が開いているが、内装まで貫通していないので、菱ギリで穴を開けながら縫い進める。
いい感じの色がなかったので、いつものように白い糸で縫ったら、なんとも微妙な感じになった。
しかも、なんか間延びしている。
(だいぶ後になって、菱目打ちの間隔が広すぎるということに気づいた)

完成

自作ラウンドファスナー型小銭入れ

なにかおかしい。
というか、すごくおかしい。
失敗した菱目打ち。
磨くべきコバが磨かれていない。

失敗作

そして最大の問題はファスナー。
どうしても上がらない。
コーナーの部分で引っ掛かってしまう。

これでは使い物にはならない。

ファスナーの部分はスキルでカバーできるが、納得いかないのがマチと外装の取り付け部分。
市販の大半の小銭入れは、マチと外装が一体となって縫い付けられている。

ラウンド型小銭入れの詳細

が、今回レザークラフトで作った小銭入れは、マチと内装を縫い合わせ、そして内装と外装を縫い合わせている。
その分、縫線が多くなり、なんともみっともない。

かと言って、どうすればいいのかわからない。
考えても考えてもどうすればいいのかわからないので、ラウンド型小銭入れのDIYは一度頭から離して、今回の作品もお蔵入りとする。

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