かなり大きめのアンドロイド端末のスマホケースを作ることになったので、型紙の設計から始めてみた。
スマホのサイズはかなり大型
今回制作する手帳型スマホケースに入れる本体、つまりスマートフォンの本体はスペック表によると、高さ約156.9ミリx幅約78.9ミリx厚さ約7.9ミリ。
液晶のサイズは約5.9型だそう。
これを包み込むとなると、スマホケースは約180ミリx90ミリとなる。
ほとんどミディアムウォレットの大きさだ。
ちなみに1万円札の大きさは160ミリx76ミリ。
今回のスマホケースは、ずいぶん大きなものとなりそうだ。
上の写真がiPhoneとの大きさの違いを比べたもの。
いかに今回のスマホのサイズが大きいかがよく分かる。
スマホケースの形
スマホケースの基本的な形は、手帳型。
これまでにレザークラフトで作ったiPhoneケースなどのスマホケースを踏襲することにする。
具体的には、左側に段型のカードケースを作り、右側にスマートフォンをくっつけることができるようにする。
スマートフォンをくっつける部分は、市販の透明ケースを使い、透明ケースと革は、糸で縫い付ける。
大きさを利用してカードケースを多めに確保
となると、左側のカードケースは7段のカードケースができることになる。
何も考えずに設計してみたが、中央部が相当盛り上がりそうだ。
この厚さになると、漉きをする必要が出るレベルだ。
段型ケースの部分は、バランスがとれるよう、幅をカードと同じ大きさにする。
そして、段型ケースの下に、やや深みのあるポケットを作った。
完成写真は上のとおり。
段以外の他の収納個所も含めると、全部で11か所のカード入れができる。
超多収納だ。
型紙の作成
アイディアをもとにして、型紙を作成していく。
今回はパーツが多いので、型紙もたくさんある。
ロングウォレットの時ほどではないが、なかなか複雑だった。
できあがった型紙は、下図のような感じ。
型紙は、ダウンロードできるようにもしてみた。
革の染色
依頼者の好みの色は、ダークレッド。
クラフト染料には似た色がなかったので、赤色にほんの少しだけ焦げ茶を混色して色を作った。
クラフト染料は水性絵の具と同様、濃い色をほんの少し混ぜるだけですぐに色が濃くなってしまう。
なので、焦げ茶はものすごく控えめにした。
革の染色には今まで刷毛を使っていたが、前々回あたりから、化粧用コットンを使い始めた。
化粧用コットンの方が、革によく色がつくような気がするし、染料にも無駄がない。
ただし、クラフト染料は一度手につくとなかなか落ちないので、手袋をはめないと悲惨なことになる。
色は銀面は3回ほど、床面は2回ほど塗った。
革が乾いたら、床面をトコフィニッシュで仕上げ、レザーコートで仕上げる。
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