レザークラフトで床面を滑らかにしたりコバを磨いたりするために使う、トコノールとトコフィニッシュの違いについて、自分なりに思ったことを書いてみようと思う。
レザークラフトを始めて間もない頃は、最初に買った「レザークラフト○点セット」みたいなものにトコフィニッシュがついていたので、トコフィニッシュを使っていた。
でも、レザークラフト関連書籍を読むと、多くの場合トコノールを使っている事例が紹介されているので、トコノールを使うことにした。
以来ずーっとトコノールを使っていたのだけど、このたびトコノールを切らしてしまったので、久々にトコフィニッシュを使ってみた。
で、そのときに思ったよりも使用感が違っていたのでまとめてみた。
成分とかの詳しい情報までわからないので、あくまでも自分が思ったことについてのみ書いてみたい。
トコノールとトコフィニッシュは、床面とコバの仕上げ剤
トコノールもトコフィニッシュも床面を滑らかにしたり、コバをツルツルにするために使う材料。
床面を滑らかにする場合は床面全体にいずれかを塗り広げ、ガラス版で擦る。
コバの仕上げに使う場合は、銀面にはみ出さないように少量をコバに塗り、ウッドスリッカーで磨く。
トコノールはSEIWAトコフィニッシュはクラフト社の商品だ。値段はトコノールの方がトコフィニッシュよりもややお高め。
トコノールとトコフィニッシュの違い
誰が見ても明らかにわかる違いは色。
トコノールが乳白色なのに対して、トコフィニッシュは透明。そして、トコノールがどろっとしているのに対し、トコフィニッシュはさらっとしているような気がする。
上の写真がトコノール。
そしてこの写真がトコフィニッシュ。
両者とも接着力は全くないが、見た目だけで言うと、トコノールは木工接着剤的、トコフィニッシュは、水糊的な感じがする。
使用感
お互いの使用感は、トコフィニッシュのほうが伸びやすい感じ。
ただ、いったん乾燥すると、革がやや固くなるような気がする。革の性質を変えてしまうのはよくないと思った。
もっとも、時間が経つと固くなったのか固くなってないのかわからなくなってしまったので、気にするほどのことではないかもしれない。
トコノールの方は、床面に塗ってガラス版でこすると、ややツルツルして艶っぽくなるような気がする。
この、ややツルツルするというのがややお高めな理由なのでは?ということが海外サイトに書いてあったが、まさにその通りだと思った。
Thanks a lot for the article post.Much thanks again. Fantastic.
時折このブログを拝見させていただきながら、いろいろ参考にしてクラフトをしています。超初心者で、しかも田舎なので革などを豊富に陳列しているお店もなく、道具もままなりません。ネットを中心に独学で初めてはみたものの、革の種類も見て、触って等しながら覚えていくこともできず、ネットで購入し、届いてみて始めてこんな革かと思いながら作品を作ってみますが、都度都度ままなりません。
コンビ鞣しやクローム鞣しがあることを知りましたが、この種の革のコバはどのように処理しているのでしょうか?
できましたらご伝授してください。
クロームなめしの革は何度かコバ磨きに試してみましたが、うまく磨けなかったです。
コンビなめしのものは、磨けるものと磨けないものがあります。
突然ですが秘密の一部を明かします。クローム鞣しは物にもよりますが繊維の結束が柔軟になっていると思われます。
そのままコバを磨こうとしても繊維が解れてしまったり、伸縮の為にコバを固着安定させにくいと思われます。
工夫する事で新たな発見をする事もクラフターの醍醐味でもあると思いますのでヒントのみ記します。
コバを何かを使って固める事です。
加熱、ボンド、糊、蝋…等
素材の特性もあるので何らかを使用。
後は削って固めて磨いてを繰り返します。
ただ、とても手間暇かかるので気に入ったヌメ素材を早く見つけヌメ革を使う方が良いと思われます。
ヒントだけのつもりでしたが詳しく書いてしまった(笑)
おおっ!!
素晴らしい師匠が現れました。
ありがとうございます。
きっ… 気持ち悪いな君!! 笑
大丈夫かお前
結局用途的には同じものですか?
こんにちは。
用途的には全く同じです。
トコフィニッシュ 80ml 385円 4.81円/ml
トコノール 120ml 534円 4.45円/ml
トコノールの方が安価
(価格は、20/01/27 価格コムを参考)