前回、赤色のカードケースを作って人に見せたら、あまりにも評判が良く、そのままプレゼントしてしまった。
手元には同じデザインのカードケースがないので、同じものを作ってみることにした。
ヌメ革の染色
最初にヌメ革を染色しておく。
今回は、クラフト染料の、空色を使った。
クラフト染料の空色で染めると、ヌメ革が、ターコイズブルー色に染まった。
色が濃いからか革の性質のためか、裏面はそれほど何度も塗らなくてもきれいに染まった。
染め上がってじゅうぶん乾燥したら、レザーコートで銀面をコーティングする。
レザーコートを使用すると、革の質感がぐっと上がる。
床面は、トコノールを塗って、ガラス板で磨いた後、銀面と同様、レザーコートで仕上げておく。
のが正しい方法なのだけど、この時は何も知らなかったので、床面のコーティングを忘れてしまった。
カードケースの型紙と革の切断
型紙は、以前に作ったものを使用。
↓↓型紙のダウンロードはこちら↓↓
型紙をA4の紙にプリントアウトし、工作用紙に貼り付けて切り取る。
そして今度は、工作用紙をヌメ革の上に当てて、ボールペンで目印を付けて切る。
角落とし
切り出した革は、角落としを使って、コーナーを丸くする。
角落としはネットで購入したもの。
簡単にコーナーを丸く切れるかと思いきや、意外と切断は難しい。
角落としを革の上から当て、菱目打ちのように木槌で叩くのだが、少しでもずれていると、コーナーがきれいにならない。
丁寧な作業が必要だ。
コバを整える
革を完全に切断したら、あとからだと磨けなくなるカードの出し入れ部分などのコバを染色する。
小さなカップにクラフト染料を数滴垂らし、綿棒で吸い取った後、丁寧にクラフト染料を縫っていく。
そして、ウッドスリッカーできれいに磨く。
ホックの取り付け
次は、レザークラフトの中でも最も苦手な工程の一つ、苦手なホック打ち。
オス側はそれほど難しくない。
8号のハトメ抜きで穴を開けて、パーツを組み合わせて叩けばすぐにホックが取り付く。
斜めになることは特にない。
問題はメス側。
15号のハトメ抜きで穴を開け、パーツをはめる。
そして、バネホック打ち小(メス用)を使って打つのだが、どうしてもボタン側のパーツが曲がってしまう。
失敗してしまうと、パーツを取り外すのにペンチを使わなければならず、そうすると必然的に革が伸びてしまう。
結局今回も、何度か失敗してしまった。
ホックの取り付けが終わったら、菱目打ちをし、縫い付けていく。
はじめまして。最近レザークラフトを始めました。
先日、初めての染色をしてみたんですが、染めた後、革がものすごく硬くなってしまいました。レザーコートもしましたが、艶もなく…。
コバも染色して磨いてみましたが、染色せずに磨く時のようなツルツルした感じになりません。何かコツがあれば教えていただけませんか?
たしかに染色したら、乾いたあと革は硬くなりますね。
レザーコートは、艶が出るタイプと出ないタイプがあります。
試してみてください。
コバはクラフト染料を塗ってから磨くと結構きれいになると思うのですが、好みの問題でしょうか。。。
お返事ありがとうございます。
そうなんですね。染色して磨いてもなんだかツヤツヤにならず…。磨き方が足りないのか、磨き方を間違えているのか…。なにぶん初心者なのでわからないことだらけで…。
本当はもっと染色していろんな色も楽しみたいんですが、硬くなったことがトラウマみたいになっちゃって黒以外のものを試せずにいます。
早くうまくなりたいと焦るばかりで…。
突然の質問、すみませんでした。