レザークラフトでのラウンド型小銭入れを作っている。
ラウンド型小銭入れは、ここまでに何個か全く同じものを作っているが、どうもしっくりこないので、練習を重ねる意味でも、また同じものを作っている。
これまでに作ったラウンドファスナー型小銭入れ
上の2点が、過去にレザークラフトで作ったラウンドファスナー型のコインパース。
明るい茶色のものはこちら、焦げ茶色のものはこちらで紹介している。
いずれも、内装の縫いとファスナーの取り付けに問題がある。
写真ではわかりづらいが、外装が歪んでいるというのも問題点だ。
これまでのレザークラフト
ここまでに、全工程の半分ほどまでを完了している。
前回までのレザークラフトについては、2ページに渡ってまとめた。
まず最初に、革を染色し、型紙から革を切り出した。
そして次に、内装を組み立てた。
内装は、上の写真のような状態で組み上がっている。
ラウンドがファスナー型小銭入れの作成に使用した型紙
今回使った型紙も、これまでのレザークラフトと同じものを使い回ししている。
今回のコインパースを制作した後、内装を見てみると、マチが変なところで折り曲がっていることに気づいた。
マチに0.6ミリの革を使用しているという問題もあるが、質感に大きな影響が出てしまった。
なので、今回の作品を作り終わった後、マチの部分の型紙を若干修正した。
下の型紙は、修正後のもの。
↓↓型紙のダウンロードはこちら↓↓
ファスナーの準備
ここからが今回のレザークラフト。
ファスナーは、25センチの市販品をそのまま使用。
今回のコインパースを作るのに、25センチは理想。
長さを調節しなくてもいいので、とても楽だ。
長さの調節方法は、残念ながら、一度習ったきり忘れてしまった…。
ファスナーの貼り付け
型を内貼りで包み込んで、目玉クリップで止める。
この目玉クリップは大型のもので、レザークラフトのために購入したものだ。
クリップで挟み込んだら、内貼りの外周に沿って接着剤をつけていく。
接着力を増すため、ファスナーの表面にも接着剤を塗ったが、後々考えてみると、ファスナー側には接着剤を塗らない方が作業がやりやすい。
接着剤がよく乾いたら、ファスナーを貼る。
ファスナー側にはみ出た接着剤はなかなか除去することができないので、よく乾かすのがポイントだ。
ファスナー貼りは、好みとか作りやすさとかいろいろあるが、自分の場合は、中央から貼っている。
ファスナーの中央部分と本体の中央部分の両者に目印をつけ最初に中央部分を貼る。
そして、コーナーの部分を残して、全体を貼る。
菊寄せ
コーナー部分は、菊寄せしながら貼りつけていく。
菊寄せとは、レザークラフト用語の一つで、ファスナーのコーナーが、菊の花びらのようにひだがいっぱいあることを指すようだ。
コーナーの、山になっているところの中央を丸ギリで押さえ、革に接着すると、山が2つできる。
その山の中央をそれぞれ丸ギリの先端で押さえると、4つの山ができる
この繰り返しで、ファスナーのコーナーが菊のひだのようになるというのが菊寄せだ。
といっても、プロのレザークラフターのように、そんなにうまくいくものでもない。
結果は、
「まあ、一応できてる」
ぐらいの出来。
外装の取り付け
引き続いて、外装を取り付ける。
貼りつけたファスナーあらかじめ外周に菱目打ちしておいた外周を取り付ける。
外装の貼り付けは、型を内部に入れたままトライしてみた。
が、この方法だと、最後のほうを貼るときに、革が足りなくなってしまう。
なので、途中から型を外して外装を取り付けた。
できたら、上の写真のような感じになる。
この段階になって、ファスナーのゆがみがわかるようになる。
と言うか、気になるようになる。
今までの中で一番まともだが、外装がゆがんでいる。
次は組み立て
ここまで来たら、レザークラフトも終盤。
次はすべての材料を組み当てる工程だ。
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