知人にレザークラフト作品を見せたところ、ボックス型コインケースを作ってほしいという依頼を受けたので、作成してみることにした。
ボックス型小銭入れとは
ボックス型小銭入れとは、その名の通り、形が四角形のコインケース。
開けると小銭がすべて見えるため、使い勝手が非常にいい。
小銭入れとしては、ベストな形状だ。
まだまだ稚拙なレザークラフトを評価してくれている依頼主のためにも、ベストなものを作りたい。
ボックス型小銭入れの型紙
ボックス型小銭入れの型紙は複雑怪奇
ボックス型小銭入れの型紙は、かなりややこしい。
まず、構造がどうなっているか、全くわからない。
A4の紙をハサミで切ってホチキスで止めてと試行錯誤を繰り返しながら、コインケースがどのようにできているか、なんとか理解した。
理解した後は、実際にレザークラフトで作成できるように、PCを使って型紙を作る。
三平方の定理が必要
構造が難しいのはもちろん、型紙の大きさを求めるのも難しい。
コインケース内の、とある線分の長さを求めるのには、三平方の定理が必要。
三平方の定理なんて、久しぶりに聞いた。
なんでも学んでおくものだ。
とか言いながら、三平方の定理を使うと早くできると気づいたのは、型紙がほぼ完成した後。
型紙作成中は、円を描いたり、試行錯誤、ものすごく苦労した。
型紙完成
でき上がった型紙はこちら。
マチの部分が台形になっているのがポイント。
台形になっているおかげで開口部を広く取ることができる。
この台形の部分の辺の長さを求めるのに、大変な苦労を要した。
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方眼紙への貼付け
型紙ができたらプリントアウトし、ボール紙に貼る。
ボール紙は、台紙の役割だ。
ボール紙への接着は、スティックのりで行う。
スティック糊での接着は、水分で紙が伸びるということで賛否両論あるが、方眼紙に貼り付けてもそれほど誤差が出ているとも思えないので、あまり気にしていない。
台紙に貼り付けた型紙をカッターで切り抜き、ようやくスタート台に立つ。
初めまして
私、現在60歳です。
中学生のころ発明学会に「トレー型小銭入れ」
として申し込みましたが、商品化は難しいとの回答で終わりました。
私は、現在売っているものを買って使っています。
発明学会に送った試作品は、やはり台形を使って開いた時よりトレーのように
広く開くものでした。
一番苦労したのは、なるべく部品は一体にすることでした。
なぜなら、縫い合わせでは開閉の度にそこがほつれてしまうからです。
できるだけ長く愛用してもらいたい気持ちからです。
私が持っているものは、紙幣が入れられる財布に組み込まれていますが
財布の右側に設けられており横に開く取り付けなので、左手で開く操作ができて右手でコインが取り出せるので
最良のコラボだと思います。
小銭いれだけでしたら、開く面と底を固くして磁石で固定するなどして
片手で親指を差し込んでパカッと開けたらクールではないでしょうか?