染色した革を利用して、BOX型コインケースを作った。
使用した革は、クラフト染料で染めた、水色の革と牡丹色の革。
BOX型コインケースの型紙
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ボックス型小銭入れは一度作っているので、今回は型紙の作成は不要。
型紙を作る作業はかなり大変だったので、使いまわせるというのは大変ありがたい。
なにせ、型紙の作成には、三平方の定理が必要なほどだ。
基本準備
型紙に基づいて材料を切り出す。
色が派手すぎて若干不安だが、ピンクと水色のコンビネーションはあうはず。
そして裏地を貼り付け、ホックを付ける。
ホックはジャンパーホックを利用する。
ジャンパーホックが適切かどうかは不明だが、バネホックだと足が届かないので、この型紙を使用するときには、いつもジャンパーホックを使っている。
足が届かないからと言って、ジャンパーホックを使うのはいいアイディアとは思えないのだけど…。
ホックの取り付けまで行ったら、本体全体に菱目打する。
菱目打ちは、ずれないように、体に対して垂直に行う。
レザークラフトはとても精密な作業。1mmでもずれるとかなり目立つので、結構気を遣う。
マチを貼る
次に、マチを水で濡らして、縫い代となる5mm程度を曲げる。
革は水で濡らすことによって柔らかくなり、曲げやすくなる。
マチと本体の両方に接着剤を塗る。
乾いたところで貼り付けるのだが、乾燥がじゅうぶんじゃなかったためか、一部接着剤がはみ出てしまった。
穴開け
マチには穴が開いていないので、本体の穴に沿って菱ギリで穴を開けながら、縫っていく。
縫い穴がきれいに一直線になるように穴を開けるのは、簡単なようで結構難しい。
少しでも菱ギリの角度がずれていると、穴が直線にならない。
革の厚さは本体とマチを重ね合わせても、せいぜい2~3mm。
そんなにずれるとは思えないが、意外とずれる。
あまりにも変なところに穴を開けてしまったところは、再度開け直す。
縫い付け
穴は、一気に開けてしまうとわかりにくいので、数個開けて縫って、数個開けて縫っての繰り返し。
縫製作業自体はそう難しくはない。
レザークラフトにたくさんある工程のうち、縫製は案外嫌いではない。
コバ染め
全体の縫製を終えたら、コバを染めていく。
今回は、牡丹色(ピンク)の本体に水色のマチを使っている。
コバを染めないとなんともみっともないので、クラフト染料の牡丹色を使ってコバを染める。
綿棒に少量のクラフト染料を取り、軽く叩くようにしながらコバを染めていく。
色がつかない!
1つ問題が…。
コバからはみ出た接着剤の部分には色が乗らない。
ピンク色が乗らず、白または黒色のままだ。
これは盲点だった。
接着剤にはGクリアーというものを使っていたが、友人によると、サイビノールというもののほうがよいらしい。
あるいは、接着剤がはみ出ないように丁寧に塗るかのどちらかの選択とのこと。
なかなか奥が深い、レザークラフト、恐るべし。
できあがり
色を付けたらコバを磨く。
できあがりはこんな感じ。
色使いは悪くないが、縫製やコバなど、細かい部分にアラがある。
しかも、その細かいアラのせいで、全体のクオリティが低く見える。
もう少しディテールも作り込めるようにならないと…。
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