黄金色に染色した革を使って、レザークラフトでボックス型小銭入れを作っている。
前半では材料を切り出したので、後半では、菱目打ちから縫製、完成までの作り方を説明する。
ボックス型小銭入れ、製作工程の前半
これまでのレザークラフトの工程はこちらから見ることができるが、念のためザクっとおさらいしておく。
まず、革をクラフト染料で染色した。
黄金色に近づけるため、鮮黄色に赤色をほんの少し混色して染め上げた。
次に、材料を切り出した。
そして、あとで磨けなくなるコバ面をトコノールできれいに磨き上げた。
以上が前半の工程。
ここからが後半の工程。
菱目打ち
まずは本体の前面に菱目打ちをする。
そして、マチを貼り合わせて、穴を貫通させるために菱目打ちを再度行うのだが、マチに折り目がついていたので二重に穴が開いてしまうというとんでもない失敗をしてしまった。
余分な材料がなかったので、必要な材料をもう一度染色する。
きちんと菱目打ちできた状態が、上の写真だ。
縫い付け
最初の縫い付けは、菱目打ちに沿って行っていく。
このあたりは簡単。
今回は、緑色の糸を使ってみた。
似合うか似合わないかは、できてみてからのお楽しみ。
最初の辺は簡単だったが、2つ目の辺以降は、菱目打ちで穴を開けながら縫っていかなければならない。
穴を開けながらの作業は、総マチ型名刺入れで飽きるほどやっている。
ので、最初の頃と比べるとずいぶん上達したが、やはり微妙にずれてしまう。
よく研いである菱目打ちなら簡単に穴が開きそうなものだが、我が家の菱目打ちは切れ味が悪い。
なので手こずる。
縫いが完成した
多少ガタガタになりながらも、縫製が終わった。
使用した緑色の糸は、若干明るすぎたような気がしなくもない。
まあ、今回の作品は人にあげるものでもないのでよしとする。
コバの染色
仕上げ段階の第一弾。
コバの染色。
コバも銀面や床面同様、クラフト染料で染色する。
色は、銀面と同じ黄金色とする。
銀面を染色するときは、染料と水の割合が1:1になるようにしたが、コバの染色の場合は薄めずにそのまま使った。
薄めずにそのまま使ってもムラになることは考えにくいので、いつもコバの染色は原液を使っている。
コバの染色が終わったら、コバをウッドスリッカーでよく磨いて完成。
ボックス型小銭入れの完成
ボックス型小銭入れが完成した。
やはり糸が少々目立ちすぎる。
あと、できあがった小銭入れにお金を入れて振ると、他のボックス型小銭入れと同様、やはり小銭が落ちてしまう。
ここは大きな課題だ。
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