何度も何度も作ってきたボックス型小銭入れ。
この、ボックス型小銭入れには、決定的な問題点がある。
振ると小銭が落ちるということだ。
これまで、この問題を解消するべく、何度も試作品を作ってきた。
が、試作品が溜まる一方で、
「振っても小銭が落ちない小銭入れ」
はなかなか作れない。
今回は、この問題を解消すべく、ホックの位置を少しだけずらしてみることにした。
過去のレザークラフトで作ったボックス型小銭入れ
サイトに掲載していないものを含めると、これまでにもう、10点ほどのボックス型小銭入れを作っている。
紺色のもの、ピンクや赤のもの、黄色のものなどなど。
制作のポイントのひとつである、
「菱ギリで穴を開ける」
というところが雑なので、見た目がイマイチなのはしょうがない。
それよりも、
「振ると小銭が落ちる」
という問題を解決したい。
今回使用した型紙
使用した型紙自体は、今までに利用してきたものと全く同じ。
Illustratorで自作した、完全オリジナル版だ。
今回の型紙のポイントは、ホックの位置を少しずらしたということ。
ホックの位置をずらすことにより、カブセをより大きくしてみた。
ホックの位置をずらせば、本体とカブセが重なり合うので、コインが落ちにくいはずだ。
もっとも今までの型紙でも、本体とカブセはピッタリとくっつくので、理論上はコインは落ちないはずなのだが。
↓↓型紙のダウンロードはこちら↓↓
型紙に記載してあるホックの穴開け位置は、今回のレザークラフトに合わせて、少しずらしてある。
革の切り出しと下準備
今回のレザークラフトでは、ちょっと派手目に、ピンクと水色のツートンカラーの小銭入れを制作してみることにした。
ピンクと水色のと言えば、以前にも同様の配色で、ボックス型小銭入れを作成したことがある。
革はあらかじめ染色してある。
染色には、クラフト染料を利用した。
クラフト染料は、レザークラフトで利用する、定番の染料だ。
型紙に基づいて切り出した革のうち、内装と外装を貼り合わせる。
貼り付ける面は、トコノールとレザーコートできれいに床処理されているので、荒らす必要がある。
今回は、新兵器の金属ブラシを使ってみた。
金属ブラシは、狭い場所を荒らすのには適さないが、広い面を荒らすのにはとても効率がよいツールだ。
カッターで荒らしたり、ヤスリやドレッサーを使用するより、格段に早く面を荒らすことができる。
同時に、後で仕上げられなくなるマチの頂部のコバなどは、あらかじめトコノールとウッドスリッカーで磨いておく。
切り出した面は、色が染みていないので、事前にクラフト染料で染めておく。
ここまで終わったら、次は菱目打ち。
そして苦手なホック付けへと入っていく。
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