名刺入れやコインケースなど、手づくり革小物は一通りクリアしたので、製作工程が少し長めの、「長財布(ロングウォレット)」を作ってみることにした。
まずは財布のデザイン案と設計
ロングウォレットのデザインを練ってみることにする。
友人たちは、革小物を手作りする時、
欲しいもの=作るもの
としているが、ここは堅実に、
作れるもの=作るもの
とする。
形状はシンプルな2つ折り。
手作り長財布作成にあたってのこだわり
自分のこだわりといえば、
「財布を開いた時にカードケースが内側に来ること」
今持っている財布は、カードケースが財布に対して垂直で、持った時にカードが落ちてしまうことがある。
これがすごく不便なので、カードは財布の中央部から取り出すようにしたい。
財布の本体は大きめとする。
今使っている2つ折りのロングウォレットは小さめで、札を入れにくい。
「中国製だから、人民元を入れるのに最適化されているのでは」
とふだんから笑っているのだが、不便で不便でしょうがない。
せめてふつうの財布サイズにしたい。
以上がデザインをするにあたっての設計仕様。
手づくり革財布の型紙を起こす
レザークラフト系の雑誌についている型紙をパクって使うのはあまり好きではない。
自分オリジナルのものを作りたいというのもあるけど、そもそも教科書通りに物事をすすめるのが苦手なので。
ということで、財布の型紙は完全オリジナル。
まずは身近にある財布のサイズを片っ端から測る。
ここで、愛用の財布のみが大幅に小さいことに気づく。
使いにくいはずだ。
いろいろ測ってみると、2つ折りロングウォレットだと、19センチx19センチあたりが最適サイズだとわかる。
この大きさから、カードケースの深さなどを逆算して、型紙を起こしていく。
型紙の作成にあたっては、これまでの名刺入れやカードケース作成の経験が大いに役立った。
財布を作る前に色々経験しておいてよかったと思う。
型紙はいつものようにIllustratorで作成する。
複数のアートボードを使うという新機能を使ってみたら、これがなかなか便利だ。
トータルでは、アートボード4枚、つまり、A4サイズで4枚の型紙ができあがった。
紙でサンプルを作ってみる
作った型紙に不具合がないかどうか調べるために、型紙をプリントアウトして切り出し、ホッチキスで組み立ててみる。
すると、やはりというべきか、おかしいところがあった。
微調整をして、紙製の財布らしい財布ができあがった。
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