2つ折り手作り長財布:コインケースの作成(4/5)

自作ロングウォレットのコインケース

革の下処理が終わったら、いよいよ部品の組立て。
今までバラバラだったものが、いよいよ形になっていく。

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マチの取り付け

まずは、コインケース本体とマチを接着剤で貼り合わせる。

コインケースにマチを取り付ける

このあたりは、マチ付き名刺入れと全く同じだ。
カードケースは何度も作っているので、だいぶ慣れている。

コインケースの札入れへの取り付け法

マチ付きの名刺入れと、今回作るロングウォレットのコインケースの大きく異なるの部分は、財布に札入れを縫い付けなければならないこと。
札入れの縫い付けは、一番初めに行わなければならないので要注意だ。

最初はこの部分をどのように組み立てればいいかわからず、レザー小物を売っている店に財布を見に行ったり、ハンドメイドのクラフトショップなどに何度か足を運んで、仕組みを研究した。
そして、コインケースと札入れの取り付け方がわかった。

コインケースと札入れをくっつける

まずは、コインケースの本体と札入れをクリップではさみ、菱目打ちをしていく。
この部分は接着剤を付けないので、一度クリップを挟んだら、ずれないようにする。

菱目打ち

そしてそのままずれないように札入れとコインケースを縫っていく。

コインケースの縫製

コインケースに付属のカードケース

コインケースと札入れの間は幅12センチ、深さ6センチ程度。
この部分は単なる縫い合わせとなっているだけではなく、カードなどを入れる部分としても利用できる。

マチの縫い合わせ

コインケースと札入れを縫い合わせたら、次はコインケースの組み立て。
コインケースの組み立ては、底部を除いて簡単だ。
ササマチ型名刺のように半分まで縫った後、ひっくり返して、菱目をひとつひとつ開けながら縫っていく。

「簡単」
と書いたが、何度もカードケースを縫って、最近になって、ようやく「簡単」といえるようになった。

マチを縫い終えたところ

今回の2つ折りレザーロングウォレットは、コインケースの部分が大きい。
ということも簡単に縫えた要因かもしれない。

かぶせが小さい!

作っている途中から何となく気づいていたところだが、かぶせが小さい。
妙に小さい。
本来ならば3センチとか4センチほどほしかったかぶせの長さが2センチしかない。

コインケースが小さい件

やり直すのも手だけど、今回財布を作る目的は、
「とりあえず作ってみる」
「何となく形にしてみる」
ということなので、そのまま進める。

バネホックを取り付ける

かぶせの部分にバネホックを取り付ける。
その前に、かぶせの部分が曲がりやすくなるよう、曲げる部分を水で濡らす。
革は、水で濡らすことにより曲げやすくなる。

バネホックの取り付けはもう慣れてきたが、相変わらず凸のほうを取り付けるのに手間取る。

コインケース完成

コインケースが完成した。
かぶせが小さすぎるところ以外はおおむねOK。

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