切り抜いて床面を磨いた革を組み立てていく作業。
まずはカードケース部分を作る。
↓↓ちなみに、型紙はこちら↓↓
カードケースの断面が分厚くならないための工夫
ふつうにカードケースを作っていくと、上図のように側面が何重にもなり分厚くなる。
側面が分厚くなり過ぎないようにするために、下図のようにパーツをTシャツ型にする必要がある。
たしかに手持ちの財布を見ても、部材はTシャツ型になっている。
今回制作するロングウォレットには6枚のカードが入ることになっている。
ということは、Tシャツ型のパーツは2つ必要になる。
パーツの縫い合わせ
まず最初に、札入れとTシャツ型パーツを縫い合わせる。
札入れの方は銀面になるので、銀面を荒らす。
そしてカードケースと札入れを縫い合わせる。
この時縫い合わせるのは、後で見えなくなるカードケースの底部のみ。
外周は、財布本体と一緒に縫い合わせることになる。
パーツがTシャツ型であることに違和感を感じていたが、実際に縫い合わせてみるとなかなかいい感じで、急に財布らしくなったような気がする。
一部針を刺す順番を間違えて縫い目が汚くなってしまった。
見えないところだとはいえ、残念。
真ん中を縫い合わせる
パーツをすべて縫い合わせたら、カードケースを2つに分割するために、中央をしっかりと縫う。
この部分は力がかかるので、縫いにもコツが必要。
パーツ同士がしっかり縫い合わさるよう、パーツとパーツの際に穴を開ける必要がある。
なので、通常の菱目打ちではなく、菱ギリで穴を開けた。
ら、穴が多少ずれてしまった。
やり直したいところだけど、一度失敗した穴は、開け直すのは難しい。
なので、そのまま縫う。
力がかかるからといってちゃんと縫うべきと言いながら、ちゃんと縫えていないような気がする。
念のため、この部分は往復して、二重縫いとする。
上に、
「急に財布らしくなったような気がする」
と書いたが、カードポケットを分割すると、
「急に素人の味のある手作り感あふれる革細工」
に成り下がってしまった。
残念だ。
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