前回までで、カードケース、コインケースを作成した。
次は、それぞれを本体を作成し、本体とカードケース、コインケースを縫い合わせる。
ロングウォレット、本体の作成
本体は、表面と裏面の2枚の革から構成される。
簡単にいえばただ単に張り合わせただけなのだが、財布は折り曲げて使うもの。
なので、曲げ貼りというテクニックを使う。
曲げ貼りとは、革を曲げた状態で接着剤を貼り合わせるテクニック。
まず、曲げる部分を見ずに濡らす。そして接着剤を表面と裏面両方の床面の全面に塗る。
この作業で接着剤をかなり消費した。
手持ちのGクリアーという20グラムの接着剤を半分以上消費したような気がする。
ある程度乾いたら、というか、接着剤を塗り終えた段階で、半乾きになっているので、そのまま表面と裏地を貼り合わせる。
この時に90度にして貼り合わせるのだけど、革が柔らかかったからかうまく90度にならず、乾いたらふつうに貼ったのと変わらない状態になってしまった。
本体と札入れの貼り付け
本体に、カードケースとコインケースについている札入れを接着剤で貼り付ける。
貼り付けるのは外周部。
外周部に接着剤を塗り、乾いたところで貼っていく。
カードケースとコインケースを貼り付けると、急に本格的な財布に見えるようになった。
菱目打ち
菱目打ちはだいぶなれたので簡単かと思ったが、革が何枚にも重なっていてかなり分厚く、打ちにくい。
気づいたら菱目打ちが斜めになっていて、打ちなおしたりしていたので、裏から見ると、ガタガタで、悲惨なことになっていた。
縫い付け
縫い付けはそれほど難しいものではない。
ただ、菱目打ちがガタガタになってしまった分、見にくくなってしまったところが多々ある。
コバ磨き
コバ磨きはかなり大変。財布がかなり分厚いのと、革が微妙にずれているのとでかなり磨きにくい。
カッターではみ出た部分を切ったり、紙やすりでコバをやすったりしながらなんとか完成させる。
はじめての革財布、完成
なんとか手縫い手作り革財布ができた。
曲げ貼りが失敗してちゃんと折れ曲がらないので、手で押さえながら写真を撮ってみた。
が、事件が。
カードケースが微妙に狭くて、カードが入らない。
致命的なミス。
コインケースのかぶせが小さすぎてみっともないのは許容範囲だとしても、カードが入らないことには全く使いものにならない。
ほげー!
というのがはじめての革財布の顛末。
↓↓カードが入らないけど、型紙は一応掲載しておきます。型紙はこちらからダウンロードしてください。↓↓
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