ラウンド型小銭入れの作り方を確立すべく緑色のものを制作(1/4)

ラウンド型小銭入れのパーツ

最近、ラウンド型小銭入れを連続で3作品作っている。
もっとも、作品と言える代物ではなく、もう少しブラッシュアップしたいところ。
正しいラウンドファスナー型小銭入れの作り方をマスターして、人にプレゼントできるレベルに持っていこうと、練習してみた。

これまでに作ったラウンドファスナー型小銭入れ

茶色のコインーパース

レザークラフト初心者だった頃に大失敗した作品を除けば、まず手始めに茶色のラウンドファスナー型小銭入れを作った。

赤色のコインーパース

この時に、方がないとファスナーがうまく貼れないと痛感したので、次に、赤色のラウンドファスナー型小銭入れを作った。
型を使用したレザークラフトははじめてで、うまく使いこなせなかったということもあり、ファスナーはかなり蛇行したものとなった。

焦げ茶色のコインーパース

なので次に、焦茶色のコインパースを作成。
ファスナー貼りは少しはまともになたものの、縫いが雑なのと、ゆがみが出たので、人にプレゼントできるレベルにはならなかった。

使用する型紙

今回のラウンドファスナー型小銭入れを作成するにあたって利用した型紙はこちら。
以前の3作品と同じ型紙だ。
実は今回のレザークラフトの後、マチの形状に問題があることに気づき、型紙を修正した。
下の型紙は、修正後のもの。

ラウンドファスナー型小銭入れの型紙

↓↓型紙のダウンロードはこちら↓↓

 材料の準備

材料には、染色したヌメ革を使用する。
クラフト染料で染色した1ミリの革を裏地と内装に、0.6ミリの革をマチに使用。
0.6ミリは薄すぎるような気がしなくもないが、うちには1/4裁もあるので採用する。
実際には、0.8ミリとかでもじゅうぶんだと思う。
外装は1.5ミリとした。

革の繊維方向と材料の切り出し方向がずれてた

今まで、革の繊維方向とか、正直あまり気にしていなかった。
が、過去のラウンド型小銭入れを見てみると、意図しない方向に革が反っていることがあった。
なので、今回は、繊維に忠実に革を切り出すことにする。

半裁のヌメ革から材料を荒裁ちしようとした時は、革の向きは問題ないと思っていたが、革を切り出したら、思いと45度ずれた方向に反っていた。
どの部位がどの方向に反るかはだいたい決まっているが、正確に見極めるのは難しい。

繊維に沿って切り出そうという革

革の上に材料を置いてみたら、ギリギリで、危うく切り出せないところだった。
コーナーがラウンドじゃかなかったら、革が足りないというぐらいギリギリだった。

レザークラフトに使う材料

切り出した材料は、上の写真のとおり。
なんとなくマチの部分の色が違うような気もしなくもないが…。
気のせいか、革が薄いと染めにくいような気がする。

角落としで切り落としたコーナー

コーナーの部分は、角落としを使って丸くした。
角落としはとても便利な道具だが、きれいにスパッと切るのが難しい。
拡大してみると、きれいに切れていないのがわかる。

コバの染色と磨き

切り出した革のすべてに染色をする。
そして、ラウンド型小銭入れの場合、できあがってしまうと、どのコバ面も磨けなくなってしまうので、すべてのコバを、トコノールを塗布した後に、ウッドスリッカーで磨く。
意外と磨く面が多かったりするので、コバ磨きは意外と時間がかかる。

次は内装、コインケースの作成

ここまで終わったら、次は内装の作成だ。
コインケースをマチで挟み、縫い合わせていく。

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